椎間板ヘルニア(後編)
「突然、後ろ足が動かなくなりました・・・」これは緊急事態です!!!
重症の椎間板ヘルニアを疑ったら、すぐに治療計画を立てて、検査と治療を進めていかなければなりません。
まずはレントゲン検査や血液検査を行い、24時間点滴とレーザー治療を行なって、症状が改善するかどうかを確認します。
改善する様子が認められなければ、MRI検査(あるいはCT検査)を
行なった上で手術をすることになります。
それも、なるべく早く。
当院では、後ろ足が全く動かなくなった犬(ほとんどがミニチュア・ダックスとトイ・プードル)の半数が点滴治療で改善し、残りの半数が手術まで進んでいます。治療後すぐにどんどん良くなるケースもありますが、多くの症例では長期間のリハビリを必要とします。半年から1年のリハビリを毎日頑張っていただきますが、それでも残念ながら車椅子生活を送らなければいけないこともあります。
西向日どうぶつ病院