血球計算機(堀場製作所 動物用自動血球計数装置LC-152)
病院で行う検査の中で、一番数多く実施するのは血液検査です。
その中で、最初に行うのが血球計算です。
赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン量などを測ります。
昔は、顕微鏡を見ながら細胞をひとつひとつ数えていましたが、
すごく手間がかかる作業で大変でした。
今は、機械が簡単にやってくれます。それも、早く、正確に。
スタートボタンを押してから約90秒で結果が出てきます。
「赤血球数やヘモグロビン量が減っていますね・・・貧血です」
「白血球数が増えていますね・・・感染症の疑いがあります」
「血小板数が少ないですね・・・免疫の病気かもしれません」
などなど。
検査結果として出てきた数字とニラメッコしながら、いろいろな病名が頭の中を駆け巡ります。この検査だけで診断がつくことはありませんが、決しておろそかにできない「基本中の基本」と考えている検査です。
西向日どうぶつ病院