お散歩に向けた練習
今日は待合室で天元くん(柴犬)とかいくん(トイプードル)のクラスでした。2頭は顔なじみです。
お散歩デビュー間近の2頭なので、今まで練習してきた「コッチコッチ」「オイデ」「ココ」などを使って、金網の上を歩いたり、診察室に入って台に乗せたり、サークルに入れたりする課題に挑戦してもらいました。
マンホールや側溝の蓋が怖くてお散歩の時に立ち止まってしまうという天元くん。金網の前でも止まってしまいましたが、向こう側から飼い主さんが呼ぶと、一歩踏み出す勇気が湧いたようです。
一度通過できると、次は比較的スムーズに通れます。お散歩コースのマンホールや側溝も、安全なら自分で通れるように練習してみましょう。
お散歩で拾い食いをしてしまうこともご相談が多いです。咥えた物を口から出させるのは難しいので、咥えさせないように気を付けましょう。
練習ではペットボトルや空き缶を使っています。
咥える前に制止の号令をかけて、飼い主さんの方を振り返ったら、優しく褒めてご褒美をあげます。
拾い食いをさせないことが大前提ですが、咥えてしまった物を取り出さなければいけない場面は出てきます。取ることばかりしていると、ワンちゃんは慌てて飲み込んだり、人から逃げるようになったりしてしまいます。
そこで、 普段から口を触ったり開けたりした時に、ご褒美をあげてみてください。
こうすることでワンちゃんは口を触られることを受け入れてくれます。
今日は他に『オスワリやフセを声の指示だけでしてみよう』『インターホンが鳴ったらマットに乗ろう』『歯磨きペーストの味見』『ワンちゃん同士のふれあいタイム』などをしました。ワンちゃんの気が散っている時にどうやって集中させるか、も飼い主さんに考えてもらうクラスとなりました。
パピークラスを修了しても、ワンちゃんの気持ちを考えながら楽しくしつけを続けて行ってくださいね。