老犬のケイレン
ウィズくんは、13歳のテリア犬。もう1頭のテリアと仲良く同居
しています
朝まで普通にしていたのに、昼から頭が左方向へと傾き始め、
夕方になると、ケイレンが起こり始めました。
来院された時にも強いケイレンが続いていて、
意識が無い状態でした
とにかく、ケイレン発作を止めるために、鎮静剤、麻酔薬などを
総動員して眠らせます。
目が覚めてから、落ち着いていれば、抗てんかん薬を使って
状態を安定させます。
老犬になってから起こるケイレン発作は、脳腫瘍や脳炎など、
脳の病気を強く疑います。
以前は、なるべく早い時期にMRI検査や髄液検査をして
「脳に何が起こっているのか」を確認することが多かったの
ですが、最近は、治療を進める中で、どうしてもMRI検査が
必要だと判断した場合だけ、検査を受けていただくように
お薦めしています
ウィズくんの場合も治療に対する反応をみながら、
あとの治療のことまでを含めて考えてから、
MRI検査を受けていただくかどうかの判断をしていくことに
なります
西向日どうぶつ病院