シロちゃんはペルシャ系ミックス猫。年齢不詳ですが、かなりの
年齢になっていることは間違いありません。
少し前から腎臓の腫れが認められ、腎臓の周囲に
水が溜まったりしてきました。
その状態は治療の結果、一旦改善したのですが、
最近は慢性腎不全を発症し、尿毒症の数値が徐々に上がって
きて体重も少しずつ減ってきていました。
数日間隔で点滴に通ってもらっていましたが、
「点滴をした次の日は少し食べて、その次の日はまた食べない」
というような状態が続いていました。
少しでも尿毒症を改善することを目的として3日間入院治療も
しましたが、思うように尿毒症の数値は下がりませんでした。
「自宅で過ごす時間を長く取りましょう」ということで通院治療に
切り替えました。
そして、4日後・・・
「口を開けて息をして、しんどそう」と来院されましたが、
診察室に入る前に残念ながら亡くなってしまいました。

ワンコやニャンコの臨終をどのような形で迎えさせてあげるのが
良いのか、いつも頭を悩ませる問題ですが、ひとつひとつの
命に対して、真っ直ぐ真剣に考え、その都度答えを出していくしか
無いのだと思います。

改めて、シロちゃんのご冥福をお祈りいたします。

西向日どうぶつ病院