子宮蓄膿症は、点滴や投薬だけでは治癒することが難しく、
感染を起こした子宮を手術で取り除くことが必要です。
子宮から膿が漏れ出すと腹膜炎を起こしてしまい、より重篤な
状態となってしまう危険性があります。
当院では、診断が付いたら、なるべく早い時点で手術することを
原則としています。

さて、子宮蓄膿症と診断されたララちゃんですが、16歳という
年齢を考えると、手術に耐えられるかどうかが心配です。
検査の結果は麻酔をかけられない状態ではないのですが、
半年前から比べると10%以上体重が減少していますので、
体力的なことが最も懸念されます。

ただ、手術をためらっていると、症状がどんどん悪化していく
ことが考えられますので、ご家族には手術を受けていただく
ようにお話をさせていただきました。

西向日どうぶつ病院