バリウム検査 (バンくんの場合)
嘔吐が続き、腸閉塞が疑われるとき、バリウムを使って
通過障害が無いかどうかの確認をします。
生後3か月の子猫バンくんにも、バリウムを飲んでもらい
30分、60分、120分、180分・・・とレントゲン撮影を行いました。
結果は・・・
バリウムが小腸の一定の場所で止まってしまい、
大腸へ流れて行きません。腸閉塞です
手術をしないといけないケースです
手術の準備に入り、手術直前に最終確認のレントゲンを
撮影しようとしたとき・・・
「あっ、お尻から何か出てる」
それはバリウムに染まったサランラップ!!です。
慎重に引っ張り出したら、長さが30センチもありました。
この小さい体(体重は780グラム)で、よくこんな大きなものを
飲み込んだものです!!
それに加えて、よく出てきたものです
お腹を切られる寸前でしたが、点滴治療の効果も相まって、
詰まっていた物を自力で出したバンくんは偉い
猫は本来用心深い動物ですので、食べられない物を口にする
ことはあまりありませんが、子猫は興味本位でいろんな物を
食べてしまうケースがあります。
みなさんのご家庭でも、充分ご注意くださいね。
でも、「あ~良かった!!」という一件でした
西向日どうぶつ病院