昨日、「災害時における動物の救護対策」という演題で、
新潟県職員の川上直也獣医師のお話を聞く機会がありました
ので、出席してきました。

新潟県では、平成16年7月の豪雨災害、10月の中越地震、
そして平成23年の東日本大震災を経験され、川上先生は
その中で動物救済活動を実践してこられた方です。

その貴重な体験談を聞かせていただいたのですが、強調されて
いたのは、「自分の家族(ワンコ・ニャンコ)は自分で守る」
ということ。災害発生時には人命が最優先され、動物に対して
すぐに救いの手が差し出されるわけではありません。

災害は、いつやってくるかわかりませんが、少なくとも3日間、
自ら命を守ることが出来るように準備をして、ワンコ&ニャンコと
一緒に避難所まで逃げましょう。

そのためには日頃からの備えと訓練が必要、ということです。
同行避難をするためのトレーニングマニュアルが下記に掲載
されていますので、ご参照ください。
http://www.dog-run.jp

私たち開業獣医師も、獣医師会や京都府と連携しながら、
災害対策について真剣に考えていく必要があると感じました。

西向日どうぶつ病院