低タンパクに要注意
健康診断や具合の悪いときに血液検査をして、
血液中のタンパク質の量が極端に低い(低タンパク)ワンコが
見つかることがあります
そんな時はできるだけ早く病院食(処方食)による『食餌療法』を
始めていただくようにお話ししています
2~3か月食餌療法を続けていただくと、血液中のタンパク質の
量も正常に戻ることが多いからです。
低タンパクによる症状(腹水が溜まったり、体がむくんだりする)
が出てしまうと、食餌変更に加えて投薬をしてもらっても、
改善するまで長期間かかることがあるのです。
ライトくんは、ヨークシャ・テリアで11歳の男の子
11月に嘔吐の症状で来院されましたが、そのときの血液検査で
低タンパクが認められました。
食餌の変更をしましたが、食欲不振もあり、体重が激減。
ついには腹水が溜まるところまで症状が進んでしまいました
幸い、投薬と食餌の変更によって少しずつ腹水も減り、
元気・食欲も戻ってきましたので、
このままの調子で頑張っていきましょう
西向日どうぶつ病院