ノアちゃん(カニンヘンダックス)は物音に敏感な子犬さん。
飼い主さんは子犬の社会化期の重要性を知って、当院を受診してくださいました。
子犬の診察では病気の治療や予防プログラムを組むことだけでなく、精神面の発育にも積極的にアプローチしています。
まずは外来で健康チェックをした後、ノアちゃんにはテーマを絞ってプライベートレッスンから始められることをお勧めしました。

今日は初めてのレッスンです。テーマはノアちゃんの敏感な“音”。
パピールームでクレートの扉を開けると、首を精一杯伸ばして慎重に出てきました。190218-1

オモチャを出しても「近付きたいのだけれど、怖いので前進したくない」という感じ。
身体がとても長~くなっています。まずは緊張をほぐしてあげることが必要です!190218-2 

フードや音のなるオモチャを使いながらレッスンを進めていくと、ぎこちない動きながらもトンネルに入ったり、飼い主さんの誘導でオスワリも上手にできました。
じっと見上げて飼い主さんのことが大好きのようです。190218-3

ノアちゃんは音に対する反応が鋭いので、フードやオモチャの音を“良いこと”と結び付けてあげると緊張がほぐせそうです。

呼ばれると飛ぶように走って行き190218-4 

最後はやんちゃな顔つきで積極的に探索できました。190218-5

ご自宅での社会化や苦手な音に馴らす方法をお伝えしましたので、実践してみてくださいね。

これからどのように成長されていくか楽しみです。

西向日どうぶつ病院