ヒナを拾わないで!!
サクラ前線が北上して、もうすぐ津軽海峡を越えて北海道まで
届きそうです。
日中の気温もどんどん上昇して、頬を撫でる風が心地よい
季節になりました。
これからの季節、野生動物たちも一生懸命子育てをする季節です。
ここで、ひとつお願いがあります。
ヒナ鳥やヨチヨチ歩きの幼い野生動物を見つけたときは、
手を出さないでいただきたいのです。
特にヒナ鳥に遭遇することが多いと思います。
巣立ち前に誤って地面に転落することがあるのですが、
そこで人間が手を出してしまうと、野生に返すことができなく
なってしまいます。
家に持って帰ると、それは「誘拐」になってしまいます。
放っておくのは可哀想・・・そう思う気持ちも良く分かります。
しかしながら、野生動物たちは日々たくましく生きています。
もし、道路の真ん中でバタバタしていて車に轢かれそうでしたら、そっと草むらや木陰に移動させ、あとは親鳥に任せましょう。
近くに姿が見えなくても大丈夫。
人間がいなくなったら、どこからともなくやってきて、
ヒナ鳥に餌を与えて育てるはずです。
西向日どうぶつ病院