幼いうちの学習 ~旬の時期に~
1つ目クラスはウィルくんが始めての参加です。顔を入れているバケツは紙コップのサイズ。カニンヘンダックスのウィルくんはミニサイズです。
幼くてまだ散歩にも出ていないので、レッスンは2階のパピールームで行いました。
到着後クレートの中で静かにしているタイミングで扉を開けると、ウィルくんは直ぐに出てきて、パピールーム内を探索し始めました。
子犬の発達過程では好奇心が旺盛で、警戒心が殆どありません。成長に伴い警戒心が芽生えてきて、その分好奇心が減少していきます。無邪気な時期に遭遇したことには、当たり前のように馴染んでいきますが、月齢が進むと警戒心が邪魔をして、人間社会に馴染むのに時間と手間がかかるようになります。
出来るだけ幼い時期にパピークラスに参加をお勧めしている理由はそこにあります。
ウィルくんは知らない場所でも元気に走り回って光るレジャーシートの上にも乗っていました。
さて勝手に走り回るだけでは学習にはなりません。人に近づいてきた時に声をかけて、至近距離で食べ物をあげましょう。こうすることで、人に近づくと「良いことがある」と学習していきます。この地味な練習が今後「オイデ」や飼い主さんに集中する基礎になります。
初めてのオスワリ。人の手が大きく見えるほどウィルくんは小さいですね。小さな頭で、「手の指示があるときには 座ると良いのだ!」と学習していきます。
警戒心が少なく、人の働きかけにとても素直に反応してくれるので、学習がスムーズです。
犬のトレーニングには、遅すぎることはありませんが、旬の時期に良いかかわり方をしてあげましょう。